FoRを代表するメディアの一つである、ONEcosme。今回は、広報/PRを担当する松本さんに、ONEcosmeの特色や届けたい価値についてインタビューしました。メディアのミッション・ビジョンから、海外進出といった今後の目標まで、ONEcosmeについてまるごと語ってもらいました。
松本 陽（まつもと・みなみ）
立教大学卒業後、お芝居や配信などの表現活動をおこなう。株式会社FoRに入社後は、ONEcosmeの運営を担当した後に、広告での集客に注力。手がけた記事の売上を3ヶ月で4倍に伸ばした。現在は会社の広報部も兼任。
ユーザーに寄り添い、悩みを解消する美容メディア
── ONEcosmeはどのようなメディアですか？
「あなたに1つだけのコスメが見つかる」をコンセプトとした美容メディアです。ONEcosmeというメディア名には、あなたにぴったりのコスメ、とっておきのコスメという意味が込められています。ユーザーの悩みに寄り添い、自分にぴったりのアイテムを見つけるためのお手伝いをしています。
── 数多くの美容メディアが存在しますが、ONEcosmeはどういった点が特徴ですか？
ユーザーの悩みを解消するためのコンテンツを提供している点が特徴です。口コミに関しても、同じ悩みを持った人がそのアイテムを使ってどうなったのかが分かるように、商品・アイテム・ブランドについて詳細に書かれた質のいいものだけを集めています。単に口コミを増やせば良いという考えではなく、本当にユーザーのためになる口コミを揃えている点が強みです。
さらに、編集部がアイテムを比較検証し、心からおすすめできるものだけを紹介した記事も掲載しています。実際にアイテムを毎日使ってみたり、使用後の保湿量を調べたりして、得られた結果をありのままお伝えするようにしています。口コミだけでもなく、編集部の記事だけでもなく、両方を包括しているところが数あるメディアの中でも新しいポイントかもしれません。
https://onecosme.jp/ranking/1791
── ONEcosmeのミッションを教えてください。
メディアミッションは、「あなたの悩みに寄り添い、毎日にワクワクを届ける」です。会社のミッションである、「ユーザーにとって良い価値をつくり、新しいワクワクを届ける」に紐づくミッションになっています。新しいコスメを買ったらお化粧することが楽しみになると思いますし、スキンケアであれば未来の自分にワクワクできるようになるはず。ユーザーの悩みに寄り添いながら、自分をもっと好きに、気持ちが前向きになれるようなコンテンツを届けたいと考えています。
また、編集部の執筆した記事は、仲の良い美容部員さんがアイテムを紹介してくれているような文体を採用しています。美容部員さんと会話するように、ワクワクしながらアイテムを選んでほしいからです。文章はもちろん、視覚的にも楽しめるデザインや、商品の魅力が最大限伝わるような画像や動画も自社で手がけており、お悩みを解消するプロセスも楽しんでいただけるように心がけています。
── ビジョンはいかがでしょうか？
メディアビジョンは、「あなたの悩みに1つだけのコスメが見つかる」です。星の数ほどあるアイテムの中から、自分に本当に合うものを見つけ出すのは容易ではありません。「SNSでインフルエンサーがおすすめしているけど、本当に良い商品なのかな？」「流行っているけど、自分に合うかな？」と、色々と悩み、考えながら、アイテムを探している人も多いはずです。悩みを抱えている人に、本当におすすめできるものを提示したい。自分にぴったりなアイテムを見つけてほしい。そんな思いがビジョンには込められています。
ミッション・ビジョンはONEcosmeの意思決定の根幹になっています。さまざまな商品の掲載の提案をいただきますが、ONEcosmeのミッション・ビジョンに合わないと判断すれば、掲載自体を見送ることも少なくありません。
ユーザー起点で考え、質の高い記事を届ける
── メディア運営をする上で、多くのクライアント様とやり取りされていると思います。クライアント様からはどのようなフィードバックをいただいていますか？
記事の質の高さをお褒めいただくことが多いです。ONEcosmeでは、商品の良いところ、お悩みへの効果、その商品だからこその強みを伝えるようにしていて、離脱を防ぐような良質な記事をお届けすることにこだわっています。その結果、他のメディアよりもその商品のファンになって継続利用してくれる人が多いというフィードバックもいただきます。
掲載依頼をいただいた商品でも、ただおすすめするのではなく、ユーザーの悩みの解消に適しているのか、どの観点でおすすめできるのかにしっかりと向き合い、その商品の本当の魅力を伝えるようにしています。「商品をちゃんと好きになって買ってもらうこと」を大事にしているので、結果として、その商品を長く使うユーザーを増やすことに繋がっているのかもしれません。
── 記事の質を高めるために、どんなことを大事にしていますか？
FoRの行動指針でもある「ユーザー起点で考える」を大事にしています。「ユーザー起点で考える」はFoRに浸透する価値観であり、事業をつくるときも「ユーザーにとって何が良いのか」という理想から考え、アイデアを出すときも「本当にユーザーにとって必要なものか」といった観点で議論しています。
ONEcosmeでは、ユーザーがどのような思いでその記事を読むのか、何を知りたいのかを捉えることに、非常に時間をかけています。
── ONEcosmeのユーザーさんからはどんなフィードバックをもらっていますか？
好意的な反応をいただくことが多いですね。ONEcosmeは40代から50代のエイジングケア層の方々を中心に読んでいただいておりますが、「ここまで細やかに書いてくれる記事は少ない」「こんなにも悩みに寄り添ってくれる記事は他にない」というフィードバックをいただくことがあります。
ユーザーに寄り添い、ユーザーと並走するようなメディアを目指しているので、私たちの想いが少なからず伝わっているのだと感じられて、とても嬉しいです。
── メディアの成長率についても教えてください。
ユーザー数や売上は、毎年倍以上の成長を達成しています。FoRでは「倍々成長」を目標として掲げているため、今年も昨年の倍の数字を達成できるよう、メンバー全員で熱中しながらメディアを伸ばしていきたいですね。
ONEcosmeを愛する人と、日本にとどまらないメディアをつくりたい
── ONEcosme編集部は、どのようなメンバー構成で運営されているのでしょうか？
4名で運営しています。広告運用などのマネタイズを担当するメンバー、広報PRを担当するメンバー、SEOを担当するメンバーで構成され、3つある部門にほぼ1人ずつ配置されている状況です。
── 少人数で運営されているんですね。
そうですね。メディアのUU数やユーザー数に対して、正直この人数はすごく少ないほうだと思います。
── 今後、組織拡大は予定されていますか？
仲間がいればもっとできることが増えるので、メンバーはこれからも増やしていきたいです。ONEcosmeを愛せる人に入ってもらえたらと思っています。
── ONEcosmeを愛せる人とはどのような人のことでしょうか？
ONEcosmeのミッションの「あなたの悩みに寄り添い、毎日にワクワクを届ける」とビジョンの「あなたの悩みに一つだけのコスメが見つかる」に共感し、ユーザーにとって本当に良いものを届けたいと考えられる人です。FoRはONEcosme以外のメディアも運営していますが、どのメディアを担当したとしても、愛を持ってそのメディアに向き合える人を求めています。
私自身も、自分の人生とONEcosmeを重ね合わせ、愛を持ってこのメディアに携わっています。私はこれまで、さまざまなコンプレックスを抱えながら人生を歩んできました。そのため、誰かの悩みやコンプレックスを解消するお手伝いがしたい、という思いが非常に強い人間です。ONEcosmeはまさに、悩んでいる人たちを救えるメディアであると思うので、もっと多くの人にONEcosmeを知ってもらい、より多くの悩みを解消していきたいと考えています。
── コスメの知識やコスメ愛は必要でしょうか？
その点は特段重要ではありません。例えば、現在ONEcosmeでマネタイズを担当している渡辺は、特別コスメやスキンケアが好きなわけでも、得意領域なわけでもありませんでした。でも、どうやったら商品の良さが伝わるのか、どんなコンテンツをユーザーは求めているのかを考え、日々情熱を注いでいます。
ただコスメ情報を発信したいのであれば、Instagramの個人アカウントで発信する手段もあるはずです。メディアとして大きな目標に向かって取り組むのであれば、「コスメが好き」という思いよりも、「ユーザーにとって良い価値を突き詰めたい」という思いが重要になってきます。ONEcosmeのメンバーと議論する際も、「自分はどう思うか」よりも、「メディアとしてはこうなんじゃないか」という一つ高い視座で会話するようにしています。
── メディアを愛し情熱を注げる人を求めているんですね。スキルに関してはいかがですか？
広告運用などの技術はいくらでも身につけていけるので、スキルよりも想いが大事だと考えています。リスティング広告の経験が豊富な人よりも、事業を本気でつくっていきたい人のほうが、FoRにはフィットしますね、FoRはビジョンとして「新しい当たり前となるサービスをつくる」を掲げているので、新しい当たり前のメディアをつくっていくことにワクワクできる人と一緒に働きたいです。
── メンバーを増やしたいとのことですが、これからどんなことをやっていきたいのでしょうか？
全世界にある美容の悩みを解決していきたいと思っています。具体的には、海外進出も考えています。例えば、海外のコスメは日本のコスメとは表記や成分濃度が違うと言われているので、海外にお住まいの人も、日本にお住まいで海外のコスメを使いたい人も、皆さんが安心して悩みに合ったものを選べるようにしていきたいです。
そのほかにも色々とやりたいことがあります。アプリもリリースしたいですし、現在はスキンケアの記事が多いので、コスメなどメイクアップ系の商品数も増やしていきたいです。もっと多くの人に価値を届けられる、日本にとどまらないメディアにしたいですね。
── 美容メディア業界の中ではどのような立ち位置を目指していますか？
ユーザー数やリーチ数で業界日本一のメディアにしたいです。ユーザーにどれだけの価値を提供できたのかが、結果として数字に結びついてくると捉えています。そして、「美容の悩みを解決したい」と思ったときに、ONEcosmeが第一想起となる状態をつくり、「私もONEcosme使っているよ」と当たり前に会話される未来を創造していきたいです。
